-
- 舘野 幸司
- 群馬大学医学部小児科学教室
-
- 中嶋 茂樹
- 群馬大学医学部小児科学教室
-
- 松村 龍雄
- 群馬大学医学部小児科学教室
-
- Endo Tomoko
- Department of Pediatrics, School of Medicine, Gunma University
書誌事項
- タイトル別名
-
- Studies on Bronchial Asthma in Childhood : VI. Bronchial Asthma Caused by Pollen of Kentucky 31 Fescue
- 小児気管支喘息のアレルゲン診断と特異療法に関する研究-6-ケンタッキー31フェスク花粉を主要抗原とする気管支喘息
- ショウニ キカンシ ゼンソク ノ アレルゲン シンダン ト トクイ リョウホウ
この論文をさがす
抄録
最近, 荒廃地や道路工事の改修後に緑化工事が行われている.そして, 緑化工事の目的で, 全国的に, ケンタッキー31フェスクが広範に播種されている.この植物は, 多量の花粉を産生するため, 花粉症の原因となる可能性の強い植物である.ケンタッキー31フェスク花粉によるものと思われる気管支喘息患者を認めたので報告する.ケンタッキー31フェスク花粉抽出液による気管支喘息患者に対する皮内反応では, 161例中42例26%の陽性率をえた.被動性移入試験では8例中6例が陽性であつた.他のイネ科花粉による皮内反応では, 14例中6例43%においてケンタッキー31フェスク花粉にのみ陽性反応を示し, 他の8例は種々の割合で他のイネ科花粉と反応していた.吸入誘発試験では, 15%以上のPEFRの変化率の低下, もしくは喘鳴などの臨床症状をもつて陽性とした.ケンタッキー31フェスク花粉抽出液による吸入誘発試験を3例について行い, 3例ともに陽性の結果をえた.これらの結果から, ケンタッキー31フェスク花粉は, 他のイネ科花粉に対し
収録刊行物
-
- アレルギー
-
アレルギー 24 (11), 744-752,780, 1975
一般社団法人 日本アレルギー学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679946556672
-
- NII論文ID
- 110002409899
-
- NII書誌ID
- AN00012583
-
- ISSN
- 13477935
- 00214884
-
- NDL書誌ID
- 1626447
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可