マウスの免疫細胞溶解に用いる補体の検討

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タイトル別名
  • Studies of Guinea Pig Serum as Complement Source in the Cytotoxicity Test for Mouse Lymphatic Cells
  • マウス ノ メンエキ サイボウ ヨウカイ ニ モチイル ホタイ ノ ケントウ

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抄録

マウスのリンパ系細胞を標的細胞としたcytotoxicity試験において, 補体用モルモット血清自体による細胞溶解が, 胸腺細胞の場合, 脾, リンパ節, 末梢リンパ球よりもはるかに高値を示すため, 補体としてのモルモット血清の吸収について検討した.モルモット血清を等容量のマウス・リンパ系細胞で吸収し, さらに超遠心して吸収操作中に生じた溶解細胞のcell debrisを除くことにより, 胸腺細胞に対してcytotoxicityの低い補体血清を得ることができた.この方法によつて得た血清は, Cohenらのagar吸収モルモット血清とcytotoxicity試験における補体活性に差がなかつた.超遠心操作を加えることの必要性とその意義について考察を加えた.

収録刊行物

  • アレルギー

    アレルギー 27 (4), 452-458,473, 1978

    一般社団法人 日本アレルギー学会

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