Transfer Factorの生物化学的性質

• 斉藤 晃治

  和歌山県立医科大学第二病理学教室

• 玉置 信彦

  和歌山県立医科大学第二病理学教室

• 西原 亨

  和歌山県立医科大学第二病理学教室

• 乾 治郎

  和歌山県立医科大学第二病理学教室

• 川端 良樹

  和歌山県立医科大学第二病理学教室

• 大野 友彦

  和歌山県立医科大学第二病理学教室

• 坂辻 喜久一

  和歌山県立医科大学第二病理学教室

• 中峯 寛和

  和歌山県立医科大学第二病理学教室

• 永井 清和

  和歌山県立医科大学第二病理学教室

書誌事項

タイトル別名

• BIOCHEMICAL ANALYSIS OF TRANSFER FACTOR
• Transfer Factor ノ セイブツ カガクテキ セイシツ

抄録

著者らは, PPD皮内反応陽性者の末梢白血球抽出液中の分子量5000以下の分画にはPPD皮内反応陰性者をsystemicに陽転化させ得る物質(transfer factor, TF)が存在することを明らかにしてきたが, ここではこの分画をSephadex G-10 columnでさらに鈍化し, TFのtransfer activityをskin testにより, またTF自身のchemotactic activityをmodified Boyden chamber法およびin vivo skin testにより検索した.Sephadex G-10 columnによる分画では4つのFluram陽性peak (G-1, G-2, G-3, G-4)が得られ, G-2後半部からG-3にPPD陰性者をsystemicに陽転化させる活性因子が認められた.一方, この分画は, modified Boyden chamberを用いたin vitroの実験およびin vivoでのskin testにおいてもchemotactic activityは有さなかった.

収録刊行物

• アレルギー

  アレルギー 28 (5), 430-439, 1979

  一般社団法人 日本アレルギー学会

キーワード

• chemotactic factor
• delayed type hypersensitivity
• transfer factor

詳細情報

• CRID: 1390282679947587968
• NII論文ID: 110002411596
• NII書誌ID: AN00012583
• DOI: 10.15036/arerugi.28.430
• ISSN: 13477935
• ISSN: 00214884
• NDL書誌ID: 2086244
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I2086244
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/1980087025
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可