新鮮自己血清とZymosan刺激によるヒト末梢血多核白血球からの Slow Reacting Substance (SRS) の遊離 : 第2報 気管支喘息患者の多核白血球からのSRS遊離とヒスタミンによる遊離調節

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タイトル別名
  • SLOW REACTING SUBSTANCE FROM HUMAN PEPIPHERAL POLYMORPHONUCLEAR LEUKOCYTES BY INCUBATION WITH FRESH AUTOLOGOUS SERUM AND ZYMOSAN : Part.2 SRS Release from PMN of Bronchial Asthmatic Patients and Regulation by Histamine

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抄録

新鮮自己血清とzymosanの刺激によるヒト末梢血多核白血球からのSRS合成遊離量を測定した.健常人15例と気管支喘息患者37例で多核白血球からのSRS遊離を検討したところ, 以下の結果を得た.1.多核白血球からのSRS遊離は健常人20.2±20.1U/2×10^6PMN, 喘息患者50.3±41.7U/2×10^6PMNであり, p<0.005で喘息群で有意に高かった.2.喘息患者22例で, PMNをテオフィリンとヒスタミンで処理するとSRS遊離は60.3±27.3%抑制された.3.H2ブロッカーを用いるとテオフィリンとヒスタミンで抑制されたSRS遊離が平均27.5%回復した.

収録刊行物

  • アレルギー

    アレルギー 33 (1), 1-5, 1984

    一般社団法人 日本アレルギー学会

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