Toluene Diisocyanate (TDI)によるマウス接触過敏症に関する知見補遺

• 田中 健一

  東レ(株)安全性試験室

• 竹岡 明美

  東レ(株)安全性試験室

• 花田 哲

  東レ(株)安全性試験室

• 岡本 豊

  東レ(株)安全性試験室

• 井野 隆光

  東レ(株)安全性試験室

• 奥泉 仁一

  東レ(株)安全性試験室

• 河野 茂勝

  京都薬科大学薬理学教室

書誌事項

タイトル別名

• SOME ADDITIONAL FINDINGS ON CONTACT SENSITIVITY OF MICE INDUCED BY TOLUENE DIISOCYANATE (TDI)

抄録

さきに我々は接触過敏症が TDI の背部への1回塗布という操作によってマウスに誘導できることを示した.本研究ではこの方法に若干の修正を加えることにより, つよい耳朶反応が惹起できることを示した.すなわち1%TDI酢酸エチル溶液を尾部, ついで7日後に背部へ塗布し, 更に7日後1%TDIによる耳朶へのチャレンジを行ったところ, ピクリルクロライドによる腫脹を上まわる耳朶腫脹を TDI によって誘導できることが示された.またチャレンジ後24時間目の耳朶に副腎皮質ホルモンの塗布を行ったところ, 著明な腫脹の低下が観察された.

収録刊行物

• アレルギー

  アレルギー 34 (2), 128-134, 1985

  一般社団法人 日本アレルギー学会

キーワード

• contact sensitivity
• mouse
• TDI
• picryl chloride

詳細情報

• CRID: 1390001204972276864
• NII論文ID: 110002414143
• DOI: 10.15036/arerugi.34.128
• ISSN: 13477935
• ISSN: 00214884
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/1986028202
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可