川崎病(MCLS:Mucocutaneous Lymphnode Syndrome)における白血球産生Leukotriene B_4(LTB_4)の意義について
書誌事項
- タイトル別名
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- ROLE OF POLYMORPHONUCLEOCYTE-PRODUCED LEUKOTRIENE B_4 IN KAWASAKI DISEASE
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抄録
多核白血球は, 強力な白血球走化因子であるロイコトリエンB_4(LTB_4)を大量に産生する.川崎病の血管炎の進展にこの走化因子がなんらかの役割を果たしている可能性を検討する目的で, 19人の川崎病患児より, 急性期(0-12日), 回復期(13-29日), 治癒期(30日以上)の3期に計55回の採血をおこない, 多核白血球を分離, 培養し, Ca ionophore刺激によるLTB_4産生量をHPLCで測定した.その結果, 急性期11.90±1.91, 治癒期13.87±1.85に比べ回復期には26.43±4.20ng/5×10^6cellsと有意に高値を示すことが明らかとなった.臨床経過上回復期と思われる時期に局所ではLTB_4の関係した白血球の走化が活性化されている可能性を示すものと考えられる.しかし, 冠動脈病変の進展との因果関係は明確ではなく, 通常の炎症因子との相関もえられなかった.γ-globulinの併用で回復期のLTB_4産生増加はやや抑えられる傾向を示したが, この点に関してはもうすこし検討の余地があると思われた.
収録刊行物
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- アレルギー
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アレルギー 39 (3), 354-360, 1990
一般社団法人 日本アレルギー学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679948893952
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- NII論文ID
- 110002416495
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- ISSN
- 13477935
- 00214884
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可