高IgE症候群患者の免疫学的検討 : 黄色ブドウ球菌特異IgG抗体およびIFN-γについて
書誌事項
- タイトル別名
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- A CASE OF HYPERIMMUNOGLOBULIN E SYNDROME WITH NORMAL INTERFERON-GAMMA PRODUCTION
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抄録
18歳男性で長期にわたるアトピー性皮膚炎とブドウ球菌性膿瘍を繰り返す症例が高IgE症候群であった. 我々は本患者において黄色ブドウ球菌抗原で刺激した末梢血由来単核球のIFN-γ産生とブドウ球菌特異IgGサブクラス抗体の測定を行った. IgG1, IgG3, IgG4は健常者より高値であったが, IgG2に関しては健常者のそれより低値を示した. 非プロテインA産生黄色ブドウ球菌抗原で刺激されたIFN-γはほぼ健常者の値と同じであった. さらにIFN-γのmRNAも正常に発現していた. 我々は高IgE症候群においてIgG1, IgG3, IgG4が高値, IgG2の低値を示した1例を報告した.
収録刊行物
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- アレルギー
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アレルギー 42 (12), 1800-1805, 1993
一般社団法人 日本アレルギー学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679954198400
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- NII論文ID
- 110002422433
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- ISSN
- 13477935
- 00214884
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可