施設療法中喘息児における外泊中血清IgE値および抗Dermatophagoides pteronyssinus特異IgE抗体の上昇 : ダニアレルギー喘息児における発作誘発因子としての家内ダニ抗原の役割
書誌事項
- タイトル別名
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- THE INCREASE IN SERUM IgE AND ANTI-DERMATOPHAGOIDES PTERONYSSINUS (ANTI-DP) SPECIFIC IgE LEVELS DURING STAY AT HOME IN INSTITUTIONALIZED ASTHMATIC CHILDREN : The Role of House Dust Mite in the Dwelling as a Trigger of Asthma Attack in Mite-Sensitive Patients
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抄録
施設療法中喘息児において, 外泊後数日の内に発作が出現する現象は, 難治性喘息児治療における最も厄介な問題の1つである.家庭に多いダニ抗原が, 外泊時発作に占める役割を明らかにするために, 18名の喘息児と11名のネフローゼ児にて, 2回の外泊(4日間と8日間)期間前後における.IgE抗体を主とする免疫学的変化を検討した.喘息児では, 2回の外泊ともに, 血清IgE値, house dust(HD1)およびDPに対するPAST値の有意な上昇が認められた.更に, 血清IgE値の上昇率と外泊中発作点数は, 互いに相関する傾向を示した.これに対して, ネフローゼ児では, 両期間ともに, 血清IgE値の有意な上昇を認めなかった.以上より, 家内ダニ抗原の吸入が, 外泊時発作を誘発する可能性と, 施設療法の有効性に, parentectomyのみではなく, mitectomyも, 重要な役割を占めることが示唆された.
収録刊行物
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- アレルギー
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アレルギー 34 (3), 173-183, 1985-03-30
一般社団法人 日本アレルギー学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679949053312
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- NII論文ID
- 110002433765
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- ISSN
- 13477935
- 00214884
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可