中高年者の登山における血糖値の変動 : 5年間継続の研究

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タイトル別名
  • Changes of Blood Sugar to Climbing in Middle and Old Aged Persons : A Study for Five Years
  • チュウコウネンシャ ノ トザン ニ オケル ケットウチ ノ ヘンドウ 5ネンカン ケイゾク ノ ケンキュウ

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抄録

中高年者の運動習慣者や登山経験者の男性5人、女性4人を対象に5年間継続して登山(標高401m)した。登山前から頂上、下山後さらに翌朝の空腹時の血糖値を測定し、その血糖値の変動から中高年者の登山活動による健康づくりの基礎資料を得ることを目的とした。結果は以下のとおりである。1 登山前から頂上まで血糖値が減少傾向の年もあったが増加傾向の年もあった。登山前から下山後の血糖値は減少傾向を示した。2 1996年の血糖値の変動率を基準にすると、登山前における変動率は1999・2000年の血糖値は減少傾向を示した。頂上および下山後における変動率は、1998年のみ増加傾向を示した。これらの5年間の登山における血糖値の測定の結果、登山活動による血糖値は減少傾向を示したが一部では増加傾向を示した。血糖値が全般的に減少傾向を示したことは健康づくりに役立つといえよう。

収録刊行物

  • 経済情報論集

    経済情報論集 3 (1), 137-145, 2003-06-30

    尾道大学経済情報学部

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