書誌事項
- タイトル別名
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- A Case Study for Intention Understanding Based on Time Expression
- ジカン ヒョウゲン ニ モトヅク イト リカイ エ ノ キソ ケントウ
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抄録
ユーザの曖昧な発話からの意図理解技術を実現するための第一歩として,発話を適切に理解するための手がかりとなる表現を探った.本稿では発話中の時間表現に着目し,その表現の違いによる聞き手の受け取り方の変化をアンケートにより収集した.その結果,時間表現の粒度と文意の受け取り方には相関関係があり,世代や性別にかかわらずほぼ共通していることが明らかになった.また,時間表現を含む発話から聞き手が推測する項目は,時間表現の粒度にかかわらず,(1)話者の職業や身分,(2)話者の状態,(3)行動の具体的な目的や理由,に集約されることがわかった.これらの知見から,曖昧な発話を明確化して文意を理解するには時間表現を利用することが有効である,と結論づけた.
収録刊行物
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- 知能と情報
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知能と情報 16 (4), 361-371, 2004
日本知能情報ファジィ学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680162638976
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- NII論文ID
- 110002667764
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- NII書誌ID
- AA1181479X
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- ISSN
- 18817203
- 13477986
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- NDL書誌ID
- 7074979
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可