「不正アクセス」対策法制の意義

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タイトル別名
  • The Point of the act against "Irregular Access"

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抄録

警察庁および郵政省は「不正アクセス」を禁止・処罰する素案を提示し、今国会において法案を提出する予定である。しかし、そこで問題とされるサーバへの「不正アクセス」行為はその内容が不明確であり、その規制は実質的な処罰根拠を欠くうえ、規制効果の点でも問題がある。むしろ個人の情報コントロール権に基づく情報セキュリティの侵害、情報のインテグリティの侵害として無権限アクセスを位置づけ、データに対する無権限アクセスの規制および処罰が必要であり、それが情報処理の信頼性の確保につながるものといえる。

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参考文献 (22)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570572702150948608
  • NII論文ID
    110002675454
  • NII書誌ID
    AA11235941
  • ISSN
    09196072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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