インドネシア・ウェイカンバス国立公園野生ゾウ訓練センターにおけるスマトラゾウの寄生虫症

• 松尾 加代子

  北海道大学大学院獣医学研究科動物疾病制御学講座寄生虫学教室

• ハヤニ スプラマン

  バンダルランプン国立第2自然保護局

• 神谷 正男

  北海道大学大学院獣医学研究科動物疾病制御学講座寄生虫学教室

書誌事項

タイトル別名

• Parasitic infections of Sumatran elephant in the Way Kambas National Park, Indonesia

抄録

インドネシア・スマトラ島ウェイカンバス国立公園内の野生ゾウ訓練センターで死亡した3頭のゾウから4種の消化管寄生虫, 小円虫亜科のMurshidia falcifera, 双口吸虫科のHawkesius hawkesi, Pfenderius papillatusおよびウマバエ科のCobboldia elephantisの幼虫が得られた。このことから, このセンターのゾウはこれらの寄生虫の侵襲を受けていることが示唆された。また外部寄生虫であるゾウジラミ(Haematomyzus elephantis)が検出され, センターで報告されている様々な皮膚疾患を惹起する要因になっていると考えられた。

収録刊行物

• 日本野生動物医学会誌

  日本野生動物医学会誌 3 (2), 95-100, 1998

  日本野生動物医学会

キーワード

• インドネシア
• スマトラゾウ
• 寄生虫

詳細情報

• CRID: 1390001204489638912
• NII論文ID: 110002683131
• NII書誌ID: AA11366156
• DOI: 10.5686/jjzwm.3.95
• ISSN: 2185744X
• ISSN: 13426133
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjzwm/3/2/3_KJ00001517921/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可