ファジィランダム多目的線形計画問題に対する可能性測度を用いた分散最小化モデルに基づく対話型意思決定

  • 片桐 英樹
    広島大学大学院工学研究科複雑システム工学専攻
  • 坂和 正敏
    広島大学大学院工学研究科複雑システム工学専攻
  • 加藤 浩介
    広島大学大学院工学研究科複雑システム工学専攻
  • 大崎 修嗣
    広島大学大学院工学研究科複雑システム工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Interactive Decision Making through the Variance Minimization Model Using a Possibility Measure for Fuzzy Random Multiobjective Linear Programming Problems
  • ファジィランダム タモクテキ センケイ ケイカク モンダイ ニ タイスル カノウセイ ソクド オ モチイタ ブンサン サイショウカ モデル ニ モトヅク タイワガタ イシ ケッテイ

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抄録

本本論文では, 目的関数の係数がファジィランダム変数である多目的線形計画問題に対して, 可能性測度を用いた分散最小化モデルを提案し, 意思決定者の満足解を導出するための対話型意思決定について考察する.まず, 意思決定者の人間としての判断のあいまい性を考慮して, 各目的関数に対するファジィ目標を導入し, その目標が達成される可能性の度合いを目的関数とする多目的計画問題として再定式化する.次に, 可能性の度合いが確率的に変動することに着目し, 確率計画法に基づいて, 可能性の分散を最小化するモデルを提案する.さらに, 意思決定者が対話を通して満足解を導出するための対話型アルゴリズムを構築し, 最後に農業生産計画問題を数値例として示す.

収録刊行物

  • 知能と情報

    知能と情報 17 (4), 450-458, 2005

    日本知能情報ファジィ学会

参考文献 (57)*注記

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