自己組織系集団による通信の進化の試み

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タイトル別名
  • A Model for Evolution of Communication in a Population of Artificial Organisms
  • 生体情報処理

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抄録

「言語」発生のプリミティブモデル・ランギーは、相互結合型ネットワークによる連想記憶装置をもっ仮想生物2体が、認識した事物から属性を抽出し名前を付け、会話を行うことにより自己組織的に「言語」を作り出して通信するようになるモデルであった。本稿では、そのような仮想生物を平面上に多数生息させ近隣の仮想生物との間で会話を繰り返し、遺伝的処理に基づいた世代交替によって通信を進化させるモデル・ランギーIIを構成した。このモデルによって、「言語」の発展や「方言」形成などの現象を含む通信の進化を題材として検討することにより、自己組織化メカニズムの原理に関する知見を得ることを目指す。

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参考文献 (12)*注記

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