マルチビューモデルに基づくユーザインタフェース設計ツールU - face

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タイトル別名
  • U - face : a User Interface Design Tool Based on Multiview Model
  • ユーザインタフェース

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抄録

ユーザインタフェース(UI)の多面性、多様性を考慮した設計モデルとして、マルチビューモデルを提案する。それに基づいてホストコンピュータ接続型汎用端末のUI設計ツール       U?faceを試作した。従来開発されたUI設計ツールの多くは、設計効率化を主目的としており、ツールを用いて作成されるUIの品質向上をサポートする機能が十分提供されていない。しかし、大親模なUIになると、プロトタイプの試用だけで問題点を見つけることはかなり困難である。マルチビュ一モデルは、UIをいろいろな側面から検証してバランスを考えながら設計するための設計モデルである。特徴として、(1)UIの側面の分類と、それぞれの側面に対する複数の記述法の提供(これによりビューが決まる)、(2)設計ビュー(設計用)から検証ビュー(評価用)への自動変換機能、(3)ウィンドウシステムの利用による側面間のバランスの検討、の3つがある。これに基づいて試作したU?faceは、汎用端末のUI設計/操作シミュレーション/検証ツールである。汎用端末の分析結果に基づき、画面レイアウト、各画面内での操作手順、画面フローという3つの側面に対応する設計ビューと、操作シミュレーション、操作手順ダイアグラム、画面フローダイアグラム、機能割当一覧グラフ、モード遷移ダイアグラムなどの検証ビューを設定した。代表的なアプリケーションのUIをU?face上で試験的に実現し、「従来の手法で早期発見困難な問題が設計時に見つけやすくなる」、「UIの側面間のバランスをビジュアルに比較できる」などの効果を確認した。

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参考文献 (13)*注記

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キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050845762818015232
  • NII論文ID
    110002722384
  • NII書誌ID
    AN00116647
  • ISSN
    18827764
  • Web Site
    http://id.nii.ac.jp/1001/00014582/
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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