代用電荷法による数値等角写像のための2つの定式化の比較

Bibliographic Information

Other Title
  • A Comparison between Two Formulations for the Numerical Conformal Mapping by the Charge Simulation Method
  • 基礎理論

Search this article

Abstract

与えられた問題領域から標準領域へ、すなわち、(1)Jordan曲線の内部から単位円の内部へ、(2)その外部から外部へ、(3)2つのJordan曲線で囲まれた有界な2重連結頒域から円環頒域へ、という3種の等角写像を考える。Laplace方程式の近似解法として知られている代用電荷法を適用して、これらの等角写像の簡単で精度の高い数値解を得ることができる。その方法は、最近、上記の3種の等角写像の統一的な数値計算法として再定式化されている。この論文では、数値等角写像に適用された従来の個別的な代用電荷法と再定式化された統一的な代用電荷法とを理諭と数値実験の両面から比較し、いずれの定式化を選択すべきであるかを明らかにする。結論は次のとおりである:再定式化された統一的な代用電荷法は、(a)等角写像の問題との整合性、(b)計算手順の統一性、(c)数値写像の精度、において従来の個別的な代用電荷法より優れている。逆に、従来の個別的な代用電荷法を選択すべき積極的な理由は見当たらない。

Journal

Citations (1)*help

See more

References(18)*help

See more

Keywords

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top