レイヤ構造とPilotCard機構に基づく協同作業支援データベース

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タイトル別名
  • A Team - Oriented Database System Based on a Layered Architecture and a PilotCard Mechanism
  • グループウェア

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抄録

著者らは 「チーム」という作業形態を想定し チームのためのコンピュータシステムを「チームウェア」と名づけ 研究 開発を行ってきた.本論文では チームウェア・アプリケーションの核となるデータベースに関して議論を行う.協同作業においては 共有データを利用することができるだけではなく 個人的な情報や作業データを管理できる個人専用の作業空間が提供される必要がある.著者らは チーム作業形態をモデル化するために個人の作業環境と協同作業環境の融合を実現するレイヤ構造を考案し オブジェクト指向データベースのデータ管理構造に取り入れた.レイヤの独立性により個人作業環境を保証し レイヤの透過性により個人作業環境と協同作業環境の融合を実現している.くわえて作業環境においては 興味のある項目に印を付ける 関連項目を結び付けるなど 個人の主観をデータに反映させることが重要である.PilotCardは 個人的に思い付いたことをメモしてテキスト 画像を問わず任意のデータに貼ることを可能にし また 任意のデータ間にハイパーメディアリンクを構築することをユーザに許している.さらにPilotCardは 電子メイルを介したハイパーリンク構築機能を持っており PilotCardを電子メイルに含めて他のメンバに渡すことにより 自分のデータと他人のデータとを結び付けることができる.現在 チームウェアデータベースは利用評価段階である.

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参考文献 (23)*注記

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キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050001337887910016
  • NII論文ID
    110002723395
  • NII書誌ID
    AN00116647
  • ISSN
    18827764
  • Web Site
    http://id.nii.ac.jp/1001/00014642/
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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