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抄録
受動資源と能動資源から成るサービスシステムが扱われる. ジョブの到着過程はポアソン的であるが, システムの入口である受動資源割当てゲートの前には待ち行列を作らない. つまり, 受動資源が不足する場合, 到着ジョブは失われる. 能動資源としてのサーバはs個である. サービスはCox型の多段階サービスである. サーバ割当て規律として後着ジョブ優先割込み方式が採られる. ジョブにはクラス区分があり, クラスごとに異なる受動資源要求量分布とサービス時間分布(細分すれば, サービスフェーズに対する時間分布とフェーズ遷移確率から成る)が定義される. なお, ジョブがシステムにとどまる間, 割り当てられ保持する受動資源量を変更することはない. このシステムの平衡方程式の解析解が明示される. さらに, サービス時間分布が一般の関数で与えられる場合の解法のアウトラインが示される. また, 本稿の後着ジョブ優先割込み方式が, ある意味で最も公平なサービス方法であることも示される.