背壁に開口した小腸瘻 : 副神経腸管との関係
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- CHAURASIA Din Bhagwan
- Department of Anatomy, G. R. Medical College
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- GOYAL Jyotsna
- Department of Obstetries & Gynecology and Family Planning, G. R. Medical College
書誌事項
- タイトル別名
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- POSTERIOR INTESTINAL FISTULA : AN ACCESSORY NEURENTERIC CANAL
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抄録
これは満期死産男児に見られた背壁に開口した小腸痩の例について述べたものである.合併奇形としては異常に大きく,構築が異常な脳組織塊を伴った頭蓋脊椎裂,重度の右側湾および単一臍動脈がみられた.この例の小腸痩は内部では回盲移行部より2.4cm吻側の回腸に開き,また外部へは胸腰部背側にみられた皮膚欠損を伴う膨隆の上部で開いていた.著者らが最近人胎児について示した正常および副神経腸管の同時発生例を念頭においてみるならば,本例は副神経腸管の遺残した例とみられる.神経と神経腸管の異常は単一臍動脈による腹部および骨盤部の動脈分枝異常によるものとみられる.
収録刊行物
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- 日本先天異常学会会報
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日本先天異常学会会報 15 (2), 59-63, 1975-06-30
日本先天異常学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713051462912
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- NII論文ID
- 110002728605
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- ISSN
- 24331503
- 00372285
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可