区分的3次多項式を用いた文字輪郭線の近似

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  • Curve Fitting with Piecewise Cubic Polynomials for Contour of Character Pattern
  • フォントデザイン

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抄録

2次元パターンの1つである 高精細なディジタル文字パターンの輪郭線データを圧縮した形で記憶する方法があれば 卓上出版 (デスクトップパブリシング) のアウトラインフォント生成等に有効である.高精細にディジタル化されている白黒2値の文字パターンから8連結の文字輪郭線を抽出し 角と思われる箇所で分割し 分割された各部分を関数で近似する.近似に用いる関数はパラメトリックな3次の Hermite 補間多項式である.与えられる輪郭点列上に適切な節点を設定し データ圧縮を行う.適切な節点の設定には動的計画法を用いる.与えられた輪郭点列と再生曲線との間の近似の良さは 各近似区間ごとの誤差を要素としてもつリスト (相違度) によって測る.動的計画法は計算量が厖大であるため 候補となる節点をどのように選んで減らしておくかということが問題となる.ここでは 1格子間隔未満と猛るまで標本点を増やし広がら折れ線近似したときに得られる標本点数をもとに 動的計画法を用いて折れ線近似をやり直した点を候補節点とする.800×800 の碁盤目上に与えられているディジタル文字パターン 「あ」 と 「建」 とを ここで提案した方法によって処理した結果 非常に特殊な形状の部分の場合を除き 元の輪郭点列データの3%程度の節点から 与えられた輪郭点列と最大でも斜め方向に1格子間隔隔たった程度の自然な形をもつディジタル文字パターンを復元できることが確認された.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050001337889091840
  • NII論文ID
    110002764659
  • NII書誌ID
    AN00116647
  • ISSN
    18827764
  • Web Site
    http://id.nii.ac.jp/1001/00015041/
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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