ジオメトリプロセサ Procyon のアーキテクチャ

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タイトル別名
  • Architecture of Geometry Processor 'Procyon'

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抄録

我々はジオメトリプロセサ「Procyon」の開発を行なっている. Procyon は4並列VLIW型プロセサで, その高並列演算能力とジオメトリ処理を指向した命令セットにより, サンプルプログラムを用いた評価では, 125MHz動作時で約2.6Mポリゴン/秒の性能が見積もられている. この数字は現時点でのハイエンドの3Dシステムと比較しても遜色ない値である. また, Procyonはソースオペランドの読み込みに用いるバイパスの指定をソフトウェアで行なう, ソフトウェアバイパス方式を採用している. この方式は制御論理の簡単化によるハードウェア設計工数の短縮だけでなく, 命令コードの最速化にも寄与している. Procyon は幾何計算を高速に実行するコアユニットと, 外部インタフェースを担当するバスユニットから構成される. 本論文では, Procyonコアユニットの基本アーキテクチャと特徴について述べる.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571980076993733632
  • NII論文ID
    110002775152
  • NII書誌ID
    AN10096105
  • ISSN
    09196072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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