非対称分散共有メモリ上における最適化コンパイル技法の評価

  • 丹羽 純平
    東京大学大学院理学系研究科情報科学専攻
  • 稲垣 達氏
    東京大学大学院理学系研究科情報科学専攻
  • 松本 尚
    東京大学大学院理学系研究科情報科学専攻
  • 平木 敬
    東京大学大学院理学系研究科情報科学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Performance Evaluation of Compiling Techniques on Asymmetric Distributed Shared Memory

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抄録

我々は保護された高速なユーザー通信/ユーザー同期を実現する"非対称分散共有メモリ: ADSM"を提案してきた。ADSMは読み出しと書き込みの実現モデルが別々で、読み出しは通常の仮想共有メモリ方式と同様であるが、書き込みに関してはコンシステンシ維持コードが埋め込まれる。書き込みの自由度が高いから、様々な最適化が可能になる。我々はコンシステンシ維持コードの数を静的/動的に削減することで、書き込みのオーバーヘッドを削減する最適化手法を提案する。汎用並列オペレーティングシステムSSS-COREとAP1000+上に作成したコンパイラ並びにランタイムシステムにおいてSPLASH-2の LU-Contigを使って評価を行なった。実行時間は静的な最適化により80%向上し、更に動的な最適化を行なうことで30%向上した。

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参考文献 (14)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570854177086899968
  • NII論文ID
    110002775159
  • NII書誌ID
    AN10096105
  • ISSN
    09196072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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