リアルタイムOSのハードウェア化とその評価

• 板橋 光義

  豊橋技術科学大学情報工学系

• Utama Andy

  豊橋技術科学大学情報工学系

• 仲野 巧

  豊田工業高等専門学校情報工学科

• 塩見 彰睦

  豊橋技術科学大学情報工学系

• 今井 正治

  豊橋技術科学大学情報工学系

書誌事項

タイトル別名

• Implement Real-Time OS by Hardware and Evaluation

抄録

多くの組み込みシステムでは,応用プログラムの生産性,信頼性,保守性の向上及び各種の処理要求に対して高速性を実現するためにリアルタイムOSを使用している.OSは従来ソフトウェアで実現されることが普通であるが,この方法では高速化に限界がある.我々は,リアルタイムOSの1つであるμITRONに着目し,そのシステムコールの処理をハードウェア化することでOSの高速化を目指す.本稿では,実現したOSチップ(STRON)のアーキテクチャ,評価及びその有効性について述べる.STRONチップを用いることでシステムコール処理時間,割り込み禁止時間及びタスク切り替え時間が1/10~1/3に短縮できることが知られた.

収録刊行物

• 情報処理学会研究報告. 計算機アーキテクチャ研究会報告

  情報処理学会研究報告. 計算機アーキテクチャ研究会報告 93 (111), 183-190, 1993-12-16

  一般社団法人情報処理学会

詳細情報

• CRID: 1570291227132153088
• NII論文ID: 110002775235
• NII書誌ID: AN10096105
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • CiNii Articles