クラスタ型並列計算機における Implicit Co-scheduling の性能評価
書誌事項
- タイトル別名
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- Evaluation of Implicit Co-scheduling on Clustered Parallel Computer
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抄録
Implicit co-schedulingはBerkeley NOWプロジェクトで提案された、大域スケジューラを持たず、オーバーへッドが少い・実装が容易である等の利点を持つ並列ジョブスケジューリング技法である。これまでの性能評価では実行時間の対ギャングスケジューリング比にして0.6〜1.6程度の性能が出るとされているが、実用的なアプリケーションでの性能評価はなされていない。本研究では、大規模高性能クラスター上で、NAS並列ベンチマークを用いる事で、implicit co-schedulingの実践的な性能を測定した。その結果、 FT, CGにおいて実行時間の対ギャングスケジューリング比にして最大2.3倍という結果を得ており、Berkeleyの評価が再現しなかった。これは、ネットワークの混雑等が原因と予測され、現在追試中である。
収録刊行物
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- 情報処理学会研究報告. ARC,計算機アーキテクチャ研究会報告
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情報処理学会研究報告. ARC,計算機アーキテクチャ研究会報告 128 43-48, 1998-03-05
一般社団法人情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573387451876661120
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- NII論文ID
- 110002775500
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- NII書誌ID
- AN10096105
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- ISSN
- 09196072
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles