複数の平行断像列に基づく高品質ボリュームデータの再構成

• 立野 玲子

  (財)東京都臨床医学総合研究所

• 東 多恵子

  お茶の水女子大学理学部情報科学科

• 櫻庭 均

  (財)東京都臨床医学総合研究所

• 藤代 一成

  お茶の水女子大学理学部情報科学科

書誌事項

タイトル別名

• High-Quality Volume Reconstruction from Multiple Sets of Cross-Sectional Sequences

抄録

医療におけるボリュームビジュアリゼーションでは, 1方向からの平行断像列からボリュームデータを再構成するのが一般的である.しかし, MRI, CTなど検査装置の性能の向上により, 疾患の種類や患者の状態によっては, 複数方向から断像列を得る場合もでてきた.読影者が各方向から予め捉えた特徴を想像力で統合して, 3次元的な特徴を把握するのは困難である.また, 複数方向の断像列が有効に活用されない可能性もある.そこで, 複数方向の断像列から単一の高品質ボリュームデータを再構成する手法が望まれている.本報告では, この問題を定式化し, 互いに直交する3方向の断像列を用いた限定的な場合に関して, 3通りの再構成アルゴリズムを提案する.これらの2次元での評価実験結果と3次元での試行実験結果についても述べる.

収録刊行物

• 情報処理学会研究報告. CG,グラフィクスとCAD研究会報告

  情報処理学会研究報告. CG,グラフィクスとCAD研究会報告 89 23-30, 1998-02-27

  一般社団法人情報処理学会

キーワード

• ボリュームビジュアリゼーション
• ボリュームデータ
• 再構成
• MRI
• 断像

詳細情報

• CRID: 1570291227178854016
• NII論文ID: 110002781214
• NII書誌ID: AN10100541
• ISSN: 09196072
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • CiNii Articles