MRI が診断に有用であった先天性気管支閉鎖症の 1 例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Bronchial Atresia Diagnosed by Magnetic Resonance Imaging

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抄録

労作時呼吸困難を主訴とする, 30歳女性の気管支閉鎖症を報告する。胸部X線上, 左上肺野の透過性亢進を示した。胸部CT所見は舌区に限局した気腫性変化を示し, 同区域肺門部に腫瘤影を認めた。気管支閉鎖症を疑い, MRIを施行し, 粘液貯留を伴う拡張気管支を認めた。気管支鏡では舌区区域支の欠損を認めた。左上葉切除を施行し, 舌区気管支の閉塞と同区域の汎細葉性肺気腫を認めた。MRIは本症の診断に有用であった。

収録刊行物

  • 気管支学

    気管支学 16 (4), 370-375, 1994

    特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会

被引用文献 (1)*注記

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