PDE-IIにおけるマルチメディアアプリケーションの実装について

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  • Multimedia Application on PDE-II

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抄録

近年の計算機ネットワークの発達に伴って計算機ネットワークを介したコミュニケーションの利用が広がる傾向にあり、その重要性がしだいに認識されるようになった。また、現在のハードウェアの性能向上やネットワークの通信容量の増大によって、文字によるコミュニケーションサービスに加えて音声や画像を用いたサービスの提供が期待されている。しかしながら、現在学術研究機関で広く利用されているUNIXオペレーティングシステムに代表される処理時間に対する保証ができない計算機環境では、音声や画像のような時間的制約のある表現メディアの処理が困難である。そこで我々は、複数の知覚メディアを知覚/表現する際の連続性や同期を保証する機構を備えた計算機環境としてPDE-II(Parallel & Distributed Environment II)を提案している。PDE-IIは文献で我々が提示したマルチメディア処理モデルに基づいたハードウェアに依存しない計算機環境である。本稿では、PDE-II上でのマルチメディアアプリケーションの実装方法について音声/画像会話ツールを例として考察する。

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