ユーザに合わせたモダリティが選択可能なインタフェース・ツールキット

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タイトル別名
  • An Interface Toolkit with Dynamic Selectable Modality for Individual User Requirements

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抄録

計算機-ユーザ間のコミュニケーションに、文字情報だけでなく画像情報や音声情報を用いることは普通に行なわれるようになってきた。それらの様々なモダリティを利用したアプリケーションは、多くの人にとっては親しみやすく使いやすい物である。しかし、ユーザの使用環境によっては、そのようなインタフェースが最適ではない場合もある。例えば普段オフィスで使い慣れたアプリケーションを処理能力の低い携帯端末でも使いたいが、凝ったGUIよりは多少見かけを悪くしてもレスポンスの方を速くしてほしいという要求はあるであろうし、視覚障害をもつユーザにとっては、精細なグラフィカルユーザインタフェース(GUI)よりも音声化しやすいキャラクタベースのアプリケーションの方が使いやすいということもある。本稿では、これらの問題点を踏まえて、ユーザの要求に合わせてインタフェースの表現を切り替えるようにするためのツールキットfruit(Flexible and Rearrangeable User-Inter face Toolkit)の構成について述べる。

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