循環の解析による並行プログラムの検証手法

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  • A Verification Techniques by Circle Analysis for Concurrent Programs

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抄録

近年、分散型計算機システムやマルチプロセッサ・システムなどの発達により、並行プログラムの重要性が増加している。しかし、並行プログラムの論理的エラーは、複数のプロセスの相互作用によって発生するエラーであるという点で、逐次的処理に起因するエラーとは異なっている。よって、従来の逐次型プログラムと比較してその開発は格段に困難である。並行プログラムに特有である、並行性や非決定性に起因する論理的エラーには、デッドロック、ライブロック、不完全な記述、実行不可能な遷移、バッファオーバーフローなどがある。本研究では、ライブロックとルーピングの解析を行なう。ルーピングは、有限回数の繰り返しの後には他の状態に遷移する可能性を持っているという点で、ライブロックと異なる。

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