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Abstract
近年データベースの新しい応用分野としてCAD,OIS.AI等が注目されるようになってきた。それら応用の特徴を要約すると以下のようになる。応用は知識集約型である。したがって対象分野のモデルを知識ベースとしてユーザ(アプリケーション・プログラマ)が柔軟に定義できる必要がある。モデルは対象にできるだけ忠実でなくてはならない。したがって対象分野の構造,関係,動的振舞い(プログラム)を,分野に自然なマルチメディアデータ(文字,数値,画像,図形等)を組み合わせることにより直接的に表現できる必要がある。応用の必要とする知識の量が多い。したがって大量知識でも妥当な処理速度で応用プログラムを実行できなくてはならない。こうした応用をサポートするシステムを知識ベース管理システムという。知識ベース管理システムに対しては,プログラミング言語の分野で最近注目されているオブジェクト指向のアプローチが有望である。なぜなら先ず第一にオブジェクトの属性,関係,メソッドが対象の構造,関係,動的振舞いを直接表現できるからである。次にオブジェクトはメディアデータとその操作を1つにカプセル化することができる。またオブジェクトのポリモルフィズムの考えは,異種メディアに対する統一的インタフェースの実現に役立つ。しかしながらプログラミング言語におけるオブジェクト指向のアプローチは以下のような点で改善の余地がある。先ず既存のアプローチは,集合論や関数論のような明確なセマンティクスをもっていない。その結果,ユーザが知識ベースを系統的に作成したりすることを難しくしている。また明確なセマンティクスの欠如は言語機能の理解を困難にする。さらにオブジェクトの二次記憶による管理がないし,大量オブジェクトの中から条件つきでオブジェクトを効率良く検索することができない。本論文は上記の問題点を解決する知識ベース管理システム(Jasmine)のモデルと操作言語について説明する。
Journal
- 全国大会講演論文集 [List of Volumes]
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全国大会講演論文集 第37回昭和63年後期(1), 403-404, 1988-09-12 [Table of Contents]
Information Processing Society of Japan (IPSJ)