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Abstract
多重計算機上で冗長計算を用いることによりシステムの可用性を向上できる。これに対して我々は、システムの処理効率を向上させさらに柔軟性を持たせるために、一般に完全に同期して実行されている計算とその結果の検査をできる限り非同期に実行する方法を提案した。並行処理するトランザクションの数を多くすることによりプロセッサやディスクの使用効率が向上するが、トランザクションの競合も増加し後退復帰の確率も高くなるため、処理の実効効率が最大になる最適並行度が存在する。同一トランザクション内の処理でも独立な処理を並行して処理することを許す並列トランザクションを用いることにより、少ないトランザクション数で一般のトランザクションを用いた場合の最適並行度に達することができるため、後退復帰を減少させシステム効率を上げることが可能である。しかしながら、並列トランザクションを従来の並行処理制御方式で制御すると、1つのトランザクションが複数のトランザクションと競合を起こすため、思ったほど効率が上がらない。並列トランザクションを用いた場合の競合の増加を防ぐ方法として、多重待ち二相施錠方式と呼ぶ新しい方式を提案した。文献[2]で示した冗長計算システムでは、どれか1つのプロセッサモジュールで競合を起こすと後退復帰が起こるため、多重待ち二相施錠方式は有効である。本稿においては、冗長計算システムに多重待ち二相施錠方式を用いる場合の問題点およびその解決法について議論する。
Journal
- 全国大会講演論文集 [List of Volumes]
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全国大会講演論文集 第37回昭和63年後期(1), 443-444, 1988-09-12 [Table of Contents]
Information Processing Society of Japan (IPSJ)