稠密処理システムGALAXYのアドレススペースの考え方

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  • Address Space of GALAXY Holonic Processing System

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抄録

稠密処理(Holonic Processing)は、バッチ処理、TSS処理、分散処理と発展してきた計算機の利用形態の次世代を担うものとして我々が提唱しているものである。これは、ネットワーク全体が協調して働く生物体のように有機的なコンピュータシステムを実現しようというものである。GALAXYは現在我々が設計中の稠密処理システムである。今回は、地理的に広い範囲にばらまかれた情報及び資源を統合して扱うためにGALAXYが用いている方法について説明する。この際に目標となるのは、ユーザが全ての情報や資源を自分のワークステーション上にローカルに存在しているかのように利用できる「トランスペアレント・ネットワークシステム」の構築である。オブジェクトの管理及びネーミングのメカニズムに関しては他の二稿で(3U-7,9)で述べられている。本稿では、プログラムレベルでのインタフェースであるアドレススペースの考え方と、そのメカニズムについて説明する。

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