生体関連機能と分析化学　　ガスクロマトグラフィー／質量分析法による胆汁酸生合成中間体の定量法の開発

• 村井 毅

  北海道医療大学薬学部

• 山口 佳奈

  北海道医療大学薬学部

• 吉村 昭毅

  北海道医療大学薬学部

• 惠 淑萍

  北海道医療大学薬学部

• 黒澤 隆夫

  北海道医療大学薬学部

書誌事項

タイトル別名

• Analytical Chemistry related to Biofunctional Research. Development of an analytical method for intermediates in bile acid biosynthesis by GC/MS.
• ガスクロマトグラフィー/質量分析法による胆汁酸生合成中間体の定量法の開発
• ガス クロマトグラフィー シツリョウ ブンセキホウ ニ ヨル タンジュウサン セイゴウセイ チュウカンタイ ノ テイリョウホウ ノ カイハツ

抄録

モノヒドロキシ胆汁酸 (3α-hydroxy-5β-cholan-24-oic acid及び3β-hydroxy-5-cholen-24-oic acid) は胆汁うっ滞を誘起する原因物質の一つであり, これらの新規生成経路の存在が推測されている. また, 胆汁酸生合成機構の一つとして, 25位水酸化による側鎖切断反応が知られている. 上記胆汁酸の生成機構と本経路の関連を検討することを目的として, 生合成中間体と推測される各種胆汁アルコール, ヒドロキシコレステロール及び上記胆汁酸のGC/MSによる一斉分析法の開発を行った. 各種中間体標品をトリメチルシリルエーテル誘導体とした後, 高分解能選択イオンモニタリング (SIM) 法により分析を行った. 得られた検量線はいずれも10～250pmolの範囲で良好な直線性を示した. 検出限界は50～100fmolであった. 逆相系固相抽出法を用いる前処理のみで生体由来の妨害ピークは認められなかった. 本分析法は各種生体試料中の上記中間体及び胆汁酸の分析法として適用可能であることが明らかとなった.

収録刊行物

• 分析化学

  分析化学 51 (6), 443-448, 2002

  公益社団法人 日本分析化学会

キーワード

• GC/MS
• monohydroxy bile acid
• bile alcohol
• hydroxycholesterol
• biosynthesis of bile acid

詳細情報

• CRID: 1390001204053269888
• NII論文ID: 110002905087
• NII書誌ID: AN00222633
• DOI: 10.2116/bunsekikagaku.51.443
• COI: 1:CAS:528:DC%2BD38Xks1aqtb4%3D
• NDL書誌ID: 6185566
• ISSN: 05251931
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I6185566
• Web Site: http://www.jstage.jst.go.jp/article/bunsekikagaku/51/6/51_6_443/_pdf
• Web Site: http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10895265
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2002275854
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • NDL-Digital
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可