マイクロチップを用いる新規化学センシングシステムの開発

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タイトル別名
  • Development of Novel Chemical Sensing Systems Based on Microfluidic Devices
  • マイクロチップ オ モチイル シンキ カガク センシング システム ノ カイハツ

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抄録

マイクロファブリケーションによって基板上に微細な流路を作製し,化学システムを集積化する研究は,近年DNA分析チップを中心に実用化されるまでに至っている.これまでのチップ技術では,微小空間が提供する物理的特徴を利用して,迅速混合,電気泳動分離等へ利用する研究が多かった.著者らは,独自に開発してきた機能性色素分子・イオン認識分子等の高機能性分子の特徴と,マイクロ流路の提供する微小空間・流体特有の特徴を積極的に活用し,新しいマイクロ化学センシングの方法論を開発した.ここではマイクロ多相流を活用したマルチイオンセンシング,チップ内化学機能高分子膜の作製による膜透過・酵素反応型バイオセンシング,キャピラリーアセンブルド・マイクロチップに基づくマルチセンシングについて紹介する.<br>

収録刊行物

  • 分析化学

    分析化学 54 (4), 267-278, 2005

    公益社団法人 日本分析化学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (59)*注記

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