シリカモノリスカラムの分析化学的活用に関する研究

  • 陳 子林
    Center for Micro-fluidics and Medical Diagnostics Department of Chemical and Biomolecular Engineering, University of Notre Dame
  • 張 学嘉
    Center for Micro-fluidics and Medical Diagnostics Department of Chemical and Biomolecular Engineering, University of Notre Dame
  • 保母 敏行
    東京都立大学大学院工学研究科応用化学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Application of Monolithic Silica for Microfluidic Analysis
  • シリカモノリスカラム ノ ブンセキ カガクテキ カツヨウ ニ カンスル ケンキュウ

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抄録

モノリスシリカは骨格と流路を一体化した構造を持ち,しかも合成の際にミクロサイズの貫通孔,及び骨格表面のナノサイズの細孔を制御することができる特性を有する.そこで,新材料として注目され,分析化学の各分野でもその応用が大いに考えられる.本論文では,近年,著者らが検討した,1)ポーラスモノリスシリカを基に,化学修飾したキラルモノリスカラムの開発とキャピラリー電気クロマトグラフィー及びマイクロカラム液体クロマトグラフィーへの応用,2)酵素を固定化したモノリスリアクターの開発と生体分子の連続的なモニタリングへの応用,並びに3)高い圧力を制御できる電気浸透流ポンプの開発と流動分析及びエレクトロスプレーへの応用に関し,その有効性を概説した.<br>

収録刊行物

  • 分析化学

    分析化学 54 (7), 583-592, 2005

    公益社団法人 日本分析化学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (81)*注記

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