白金電極上でのアノード分極後に観測される次亜塩素酸塩の還元反応

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タイトル別名
  • Electroreduction of Hypochlorite after Anodic Polarization on Pt Electrode
  • ハッキン デンキョク ジョウ デ ノ アノード ブンキョク ゴ ニ カンソク サレル ジアエンソサンエン ノ カンゲン ハンノウ

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抄録

アノード掃引からカソード掃引へ電位掃引方向を折り返すことにより約600 mV vs. Ag/AgClに観測される還元波を応用した次亜塩素酸塩の新規分析法について検討を行った.測定は作用極として白金円盤電極を用いた.折り返し電位を1200 mV vs. Ag/AgClとした場合,この還元波のピーク電流と濃度のプロットは0.2~6.0 mg dm-3の低濃度においてよい直線関係を示した.繰り返し測定による相対標準偏差は2% 未満(n =3)とよい再現性を示した.この電極反応についてpH,折り返し電位,掃引速度の観点から考察を行ったところ,水の電解によりpHが酸性に傾くことで生成したHClOの関与する反応であることが示唆された.<br>

収録刊行物

  • 分析化学

    分析化学 54 (10), 997-1002, 2005

    公益社団法人 日本分析化学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (13)*注記

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