書誌事項
- タイトル別名
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- A new method controlling fundamental frequency using language and nonlanguage information
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抄録
自然な発話の基本周波数を生成するためには, 辞書化された単語のアクセント情報(言語情報)だけでなく, 方言, 感情, 発話の個人性などを表す情報(非言語情報)が必要になると考えられる. 例えば, 方言には習慣化された基本周波数の変化パターンが存在する. 大阪方言発話の基本周波数に見られるリズム的な要素はこの一例である. 我々はこれまで, 大阪方言発話の基本周波数を生成する際に非言語情報を表すパラメータとして正弦波を使用してきた. この正弦波を一意に決定するためには, 周期, 振幅, 原点のパラメータが必要となる. このうち周期は最も重要な要素である. 今までは, 正弦波の周期として文節長程度の長さを与えていたが, この方法では大阪方言に見られるモーラ長レベルでの基本周波数の変化を生成することは困難である. 本研究では, 大阪方言の特徴が文節長やモーラ長から得られた非言語情報を利用して実現できる可能性を示す.
収録刊行物
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- 情報処理学会研究報告. SLP, 音声言語情報処理
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情報処理学会研究報告. SLP, 音声言語情報処理 17 97-102, 1997-07-18
一般社団法人情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1572824502052130304
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- NII論文ID
- 110002916831
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- NII書誌ID
- AN10442647
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- ISSN
- 09196072
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles