事前説明によるシステムへの入力発話の変化と認識結果の人間による復元

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タイトル別名
  • Effects of a prior explanation on the speaker's utterance and recovery strategies of humans from misrecognition

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抄録

自然な発話を許す音声対話システムでは,ユーザの発話を表現する文法が書き言葉と比べてかなり緩くなり,しかも間投詞,言い直しなどの現象も多く生じるため,音声認識率はどうしても低くなる.受理可能な文を多くすることと認識率はトレードオフであるためどこかで妥協する必要があり,このため話者の入力文と受理可能な文にはギャップが生じる.また自然な発話を音声認識部だけで対処することは現在のところ無理があり,誤認識された入力文にも対処することが意味理解部に要求される.本報告では以上の問題点に関する検討のための基礎データを集めることを目標に行なった3つの実験について述べる.一つ目は音声対話システムを使用するユーザへの事前の説明を変えることによって対話システムへのユーザの入力がどのように変化するかを調べた.二つ目はユーザの入力文数に対して異なり単語数がどのように変化するかを調べ,あるタスクでどの程度の単語数が必要かを検討した.三つ目の実験は音声認識部によって生じた誤認識を人間はどれくらい原文と意味的に同じ文に訂正できるかである.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570572702238449024
  • NII論文ID
    110002916876
  • NII書誌ID
    AN10442647
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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