書誌事項
- タイトル別名
-
- Analysis of Spoken Language in Lecture Style
この論文をさがす
抄録
本研究では講演調の話し言葉に対して,音響的/言語的,更には知覚的観点から分析を行なった。特に,講演調の話し言葉に対して人間が感じる「ポーズ(間,区切り)」が音響的(物理的)なポーズとどの程度対応がとれるのか,そして,知覚的ポーズの周辺にはどのような言語表現(間投詞,つなぎ語,終助詞)が頻出するのか,の2点に焦点を置いた分析を行なった。その結果,音響的ポーズと知覚的ポーズとの相関には発話速度が関与していることが示された。また,知覚的ポーズをほぼ確実に引き起こす言語表現として「え[〜]」「え[〜]と」「で」が観測された。なお本報告では,50年代より言語学者らによって行なわれてきた話し言葉に対する研究例のサーベイも行なっている。これらの研究例を考察することは工学的応用と言う観点から考えた場合においても,非常に有益なことである。
収録刊行物
-
- 情報処理学会研究報告. SLP, 音声言語情報処理
-
情報処理学会研究報告. SLP, 音声言語情報処理 8 39-46, 1995-10-20
一般社団法人情報処理学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1571698602144098432
-
- NII論文ID
- 110002917004
-
- NII書誌ID
- AN10442647
-
- ISSN
- 09196072
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- CiNii Articles