プロセス代数に基づく並列プログラムの最適化

• 佐藤 一郎

  お茶の水女子大学理学部情報科学科

書誌事項

タイトル別名

• A Process Algebra for Optimization in Parallel Programs

抄録

本研究では並列プログラムの最適化を検証するための理論体系を提案していく。これはブログラム中の通信を記述するためのプロセス代数と、それに基づく代数的順序関係を中心にして定式化される。この順序関係は並列プログラムを同期及び通信のタイミングを基準にしてその実行速度を比較するものであり、並列計算の性能解析に対して理論的基礎を提供するとともに、プログラム最適化による動作内容と実行速度への影響をに解析できるようにする。本稿ではこの理論体系の初期的な成果を概説する。並列ブログラムの最適化への応用を展望する。
We propose a theoretical framework for the performance analysis and optimization of parallel programs through a time extended process algebra with a speed-sensitive order relation. The relation is formulated based on bisimulation concept and is characterized by having the ability to older behaviorally equivalent programs with respect to their relative speeds, and useful algebraic properties. This abstract outlines some early results on the framework.

収録刊行物

• 情報処理学会研究報告. PRO, [プログラミング]

  情報処理学会研究報告. PRO, [プログラミング] 97 (78), 25-30, 1997-08-21

  一般社団法人情報処理学会

詳細情報

• CRID: 1570572702240349184
• NII論文ID: 110002929308
• NII書誌ID: AN10485570
• 本文言語コード: en
• データソース種別:
  • CiNii Articles