並列論理型言語処理系KLICにおける通信の高速化
書誌事項
- タイトル別名
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- Improvement of Inter-PE Communications for Parallel Logic Programming Language System KLIC
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抄録
並列論理型言語KL1で記述されたプログラムをメッセージ交換型並列計算機上で動作させる場合、頻発する細粒度通信によって大幅に実行速度が低下してしまう。本研究では、KL1の実行において頻発する細粒度通信によるオーバヘッドを軽減するために、データ送信時に相手の必要とするデータのみを一括して送信する一括送信手法を提案し、本手法をKLICのランタイム上に実装した。本論では、特に実装方式について詳述する。この一括送信手法によって、無駄なデータを送信することなしに、粒度の高いプロセッサ間通信が実現できる。性能評価の結果、通信回数で1/3〜1/6の回数削減、および実行速度で3〜5倍の速度向上が達成された。
収録刊行物
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- 情報処理学会研究報告. PRO, [プログラミング]
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情報処理学会研究報告. PRO, [プログラミング] 95 (82), 105-112, 1995-08-24
一般社団法人情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1572824502054063232
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- NII論文ID
- 110002929596
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- NII書誌ID
- AN10485570
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles