遠隔授業支援システムの授業への適用と改良

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タイトル別名
  • Application and Development of Distance Learning Supported System

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抄録

インターネットに接続されたパーソナルコンピュータと比較的安価な入力機器を利用した, 40台の計算機を用いる遠隔授業支援システムを開発した.本システムは, 遠隔地にいる教官が, 計算機演習室に集まった学生に対して講義を行う形の遠隔授業を支援する.教官側には, 教室の映像は常時表示されており, 学生のいる教室には教官の映像が常時スクリーンに表示されている.学生との質疑応答時には, 教官と学生は映像と音声を用いて直接接続し, 1対1のコミュニケーションを行うことができる.さらに, 教官用及び学生用共有カーソル, 板書システム, ノートシステム等を備えている.本システムを, 大阪大学と鹿児島大学間, 鹿児島大学内の異なる建物間, 計算機演習室内の授業に適用した.その結果, 今回適用を行った授業において, 授業の理解は, 本システムを用いても十分得られた.また, 通常授業の板書より遠隔授業の板書システムの方が見やすさの点で評価が高かった.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570854177222458112
  • NII論文ID
    110002932751
  • NII書誌ID
    AN10463997
  • ISSN
    09196072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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