特徴量に注目した複数楽器の演奏における音源同定処理

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タイトル別名
  • Musical source identification based on frequency component features

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抄録

筆者らはこれまでに音楽情景分析の処理モデルOPTIMAを提案し、その実験システムを構築した。しがしながら、その認識精度は実用上十分とは言えず、その改善が課題となっている。本稿では、従来の処理の問題点である周波数成分の重なりに対する脆弱性を改善するための新たな処理を提案する。本稿では、周波数成分が重なった時の特徴に合わせて特徴量を分類し、それに応じて重なりのある周波数成分の特徴量を適応的に変化させ、音源同定処理を行う。また、各特徴量の音源同定の手掛がりとしての重要度を計算し、同定処理に導入した。評価実験の結果、処理精度の向上が確認され、提案する処理の有効性が明らかになった。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572824502059292032
  • NII論文ID
    110002935630
  • NII書誌ID
    AN10438388
  • ISSN
    09196072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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