分散要求管理を用いるアクティビティ方式並列実行機構

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タイトル別名
  • An Activity-Based Parallel Execution Mechanism Using Distributed Activity Queues

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抄録

細粒度の並列処理可能なタスクを実行するための並列実行管理機構であるアクティビティ方式において、プロセサ台数や並列プログラムのタスク数が多くなる場合でも効率が低下しないスケジューリング手法を検討した。タスク生成要求キューであるアクティビティキューへのアクセス競合を解消するためには、個々のプロセサがアクティビティキューを持ち、通常は自分のキューのみを操作する分散方式を採用する。アクティビティ等の保存領域の増加を解消するためには、個々のアクティビティキューの取り出し方式をLIFOにする。また、個々のプロセサのアクティビティキューが空になった場合には、他のアクティビティキューからFIFOで取り出すことで仕事の補充を効率よく行なうことができる。これらの手法を実験で検証し、プロセサ自身のアクティビティキューからはLIFOで取り出すが、他のプロセサのアクティビティキューからはFIFOで取り出す方式がもっとも効率よく行なわれることを示した。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573387452025570432
  • NII論文ID
    110002952991
  • NII書誌ID
    AN10444176
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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