光重合型成形修復材の機械的性質に及ぼす光照射器の影響

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of Light Curing Unit on Mechanical Properties of Light-cured Filling Materials

この論文をさがす

抄録

光重合型成形修復材料は簡便な操作性と機械的性質の向上を理由に,広く臨床に使用されている.本研究は各種光照射器の違いに対する光重合型成形修復材料の機械的性質への影響について,曲げ試験および硬さ試験から検討した.またサーマルサイクルの影響についても検討した.その結果,従来型のハロゲン照射器GLと比較して,2段階照射のハロゲン照射器CXで重合した試料はほぼ同等な機械的性質が得られた.高光強度,短時間照射をうたったプラズマ照射器95Eはメーカー指示の短時間照射ではGLと同等な機械的性質は得られず,照射時間を延長する必要があった.サーマルサイクル試験の結果,コンポジットレジンに比較してコンポマーで低下傾向が大きかった.

収録刊行物

  • 歯科材料・器械

    歯科材料・器械 22 (4), 243-251, 2003

    一般社団法人 日本歯科理工学会

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (22)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ