低カラット金合金の物性についてその2.5mass%Pd合金の耐食性と変色

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  • Properties of Low Karat Gold Alloys Part 2. Corrosion Resistance and Tarnish of the Alloys Containing 5 mass% Pd

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抄録

Pdの高騰やアレルギーの発現の観点から,低パラジウム合金の開発が望まれている,Pd を5mass%一定とし,22〜47mass%Auの銀銅共晶組成の低カラット金合金を試作し,0.9%NaCl水溶液中での動電位分極挙動 0.1 mol/L硫化ナトリウム水溶液中での変色,0.1 mol/L乳酸と0.1 rnol/L NaClの混合水溶液での溶出量の測定を行い,市販の金銀パラジウム合金と比較検討した.その結果,金の含有量の減少と共に過不動態化電位は低下し,30mass% Au合金で市販の金銀パラジウム合金と同等であった.また,変色については40mass% Au以上の合金で市販の金銀パラジウム合金に匹敵した.

収録刊行物

  • 歯科材料・器械

    歯科材料・器械 21 (5), 302-307, 2002

    一般社団法人 日本歯科理工学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (17)*注記

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