原子間力顕微鏡を用いた歯質の液中観察

• 大島 仁知

  北海道大学歯学部歯科保存学第一講座

• 亘理 文夫

  北海道大学歯学部歯科理工学講座

• 小林 洋一

  北海道大学歯学部歯科保存学第一講座

• 池田 考績

  北海道大学歯学部歯科保存学第一講座

• 下河邊 宏功

  北海道大学歯学部歯科保存学第一講座

書誌事項

タイトル別名

• Observation of Structure of Human Teeth during Immersing in Liquid by Atomic Force Microscopy

抄録

原子間力顕微鏡の歯科への応用を試み, 無処理の試料を大気中, 水中, 酸溶液中においてエナメル質および象牙質をエッチングしながら同時に観察を行った.液の吸引, 注入に屈曲した翼状針とシリンジからなる治具を使用した結果, 反応前後の変化を同一試料, 同一部位について継続して観察することが可能となった.10%クエン酸溶液浸漬後30秒以内でスメア層が除去され, エナメル小柱, 象牙細管の構造が現われ, さらにエッチングが進行する様子を経時的に観察することができた.

収録刊行物

• 歯科材料・器械

  歯科材料・器械 14 (1), 1-7, 1995-01-25

  一般社団法人 日本歯科理工学会

キーワード

• 原子間力顕微鏡
• エッチング
• エナメル質
• 象牙質
• 表面性状
• 液中観察

詳細情報

• CRID: 1390845713001434240
• NII論文ID: 110002993465
• NII書誌ID: AN00127279
• DOI: 10.18939/jjdm.14.1_1
• ISSN: 21884188
• ISSN: 02865858
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/1995231286
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可