注入法によるレジン床義歯の作製 : (第1報)保圧と適合性の関係について

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タイトル別名
  • The Production of Acrylic Denture by Injection Molding Method : (Part 1)Relationship between Additional Pressure and Adaptability of Denture

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抄録

もち状レジンを注入し, 注入後の保圧と義歯床の適合性の関係について検討した.もち状レジンを60kgf/cm^2の圧力で1分間保つと, もち状レジンは石こう型内へ完全に充〓された.圧力が約10kgf/cm^2まで低下したときに, φ8×5mmとφ8×10mmの栓を注入口から挿入すると, 圧力はそれぞれ約35と50kgf/cm^2に上昇した.注入法でもち状レジンを充〓して作製した試料の適合性は, 保圧しなくても, ベント止めを付ければ, 〓入法の場合より優れていた.注入口に栓をして保圧した状態で重合すると, 〓入法の場合より30〜50%程度適合性は向上した.

収録刊行物

  • 歯科材料・器械

    歯科材料・器械 10 (3), 404-409, 1991

    一般社団法人 日本歯科理工学会

被引用文献 (2)*注記

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