陰茎に生じた類表皮嚢胞の1例

• 杵渕 芳明

  国立松本病院泌尿器科

• 中山 剛

  国立松本病院泌尿器科

• 藤原 雅予

  国立松本病院泌尿器科

• 米山 威久

  国立松本病院泌尿器科

書誌事項

タイトル別名

• EPIDERMOID CYST OF THE PENIS: A CASE REPORT

抄録

症例は, 62歳の男性. 幼少時より, 陰茎の腫瘤を自覚していた. 無症状であったが, 数年前から腫瘤が徐々に増大してきたため, 2002年5月1日, 当科受診した. 陰茎亀頭部腹側に, 径約2.5cmの, 表面平滑, 可動性のある弾性軟の円形腫瘤を認めた. 確定診断のため, 同年5月14日に, 腫瘤切除術を行った. 腫瘤は, 尿道海綿体との交通を認めず, 病理組織診断は, 陰茎の類表皮嚢胞であった.<br>陰茎類表皮嚢胞は, 縫線嚢胞の一型であるものが多いと考えられているが, 報告例は少ない. 自験例は本邦7例目と思われる.

収録刊行物

• 日本泌尿器科学会雑誌

  日本泌尿器科学会雑誌 94 (3), 452-455, 2003

  一般社団法人 日本泌尿器科学会

キーワード

• 類表皮嚢胞
• 陰茎
• 縫線嚢胞

詳細情報

• CRID: 1390001205058673664
• NII論文ID: 110003060667
• NII書誌ID: AN00196577
• DOI: 10.5980/jpnjurol1989.94.452
• ISSN: 18847110
• ISSN: 00215287
• PubMed: 12710081
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2003206884
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • PubMed
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可