気胸で発症し、手術を施行した原発性肺癌の2例

書誌事項

タイトル別名
  • Primary Lung Cancer Presenting as Pneumothorax : Two Surgically Resected Cases

この論文をさがす

抄録

肺の悪性腫瘍の治療中に気胸を合併することがある.特に骨肉腫肺転移の化学治療中に多い.しかし、気胸を初発症状として発症しその治療中に原発性肺癌が発見されることは稀である.著者らは、そのような症例を2例経験し,それに外科的切除を行った.そのうち1例において,肥厚した胸膜(ブラ壁)に腫瘍細胞浸潤を認めた.腫瘍によるブラ壁の浸潤・破綻が気胸の原因と考えられた.

収録刊行物

  • 肺癌

    肺癌 24 (2), 203-208, 1984-04-30

    日本肺癌学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ